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あめふら

Author:あめふら
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『OVERCOLL2』 とらのあな
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『レジンフィギュア・物部ハト』 とらのあな

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吸血鬼と大彗星の魔法使い 第十章
第九章の続きです。未読の方は先に第九章をお読み下さい。



 霊夢と魔理沙とマルクの三人が里の辻で偶然顔を合わせた。他愛のない話を展開するうち、ふと霊夢がマルクに依頼を持ちかけてきた。
「大道芸を再開してほしい?」
「ええ」
「あー、そういえば最近見なかったな」
 両手を頭の後ろで組みながら魔理沙が言う。フランドールが姿を消して以来、マルクは里での興行を止めていた。
「今の里で辻に立ってもあんまり反応良くないからね」
 というのがその理由である。魔理沙は遠い目をして、
「まあ慧音がいなくなってもう二週間経つしな」
 と呟いた。

 そうだ、あれからもう二週間経ったのかと、魔理沙は改めて確認する。その場でくるりと回転し目抜通りを一望してみる。流石に二週間もたてば、里も爾来の賑わいを取り戻している。しかし魔理沙にはそれがどこか上っ面な、張りぼての賑わいであるような気がしてならなかった。本心を隠して忙しいふりをして、それがいつか本心にすり替わるのを、皆が願っている様に見えた。
 事実そうである。里という一個の共同体は、未だ大きな影を内に抱えている。それが人々の表情に積極的に現れなくなったというだけだ。フランドールも慧音も消えたままである。しかし捜索の手は日に日に勢いを失っている。霖之助だって今なお土蔵の中だ。根本的な解決にはなっていない。それでも何とか日常を取り戻そうと活動している里人たちを見ると、マルクの言った、諦めて前に進むということが、ようやく実感として肌に感じ取れた。
 魔理沙にはそれが寂しかった。時折里人の表情に、鯨が息継ぎをするように、押し殺したはずの影が浮上してくることがある。その顔が目に入るたび、このまま人里が完全復活を遂げても、それは二週間前の人里とは明らかに違ったものになってしまうのだろうなという予感がしていた。上手く言えないが、誰も彼も、大切な何かを置き去りにしたまま駆け出してしまうような。
 先日紅魔館を訪れた時も同じことを感じた。あの雨の日を境に、レミリアは予告通り妹の捜索を打ち切った。図書館でパチュリーの口からその結末を聞いたとき、堪らず「それでいいのか」と彼女に訊ね返すと、パチュリーは疲れた顔を微笑ませながら、とても優しい声で答えた。
「最良ではないわ。でも、納得したから」
 ならばなぜ、紅魔館は重い空気を引き摺ったままいるのだろう。

「私ね、実は二週間って約束でこっちに来てるのよ」
 霊夢の声でふと正気に戻った。
「あ、そうなんだ」
 咄嗟に相槌を打つ。霊夢は気怠そうに続ける。
「ええ。そろそろ本業に戻らないといけないのよね。でもねえ、里の人たち、未だにうっだうっだ暗いでしょ? 何かぱーっと明るいことでもあればなと思って。あんた道化でしょ。そういうの得意じゃない?」
 真直ぐに見据えられたマルクは笑いながらひらひらと首を振った。
「どうかね。得意だけれど、やっても反応薄いと思うぜ?」
「劇的な効果なんて求めてないわ。要は憂さ晴らしだから」
「キミ、人使いが荒いとか言われない?」
「聞いたこと無いわ」
「じゃあみんな言わないだけだな」
「どうでもいいわ」
 霊夢は心底どうでもよさそうに言った。マルクは新種の鳥を発見した探検家のような声を漏らした。両者を見やって魔理沙は思わず吹き出しそうになった。奇妙なにらめっこが続いて、魔理沙が口火を切った。
「私も見たいな。マルクの芸。憂さ晴らしってわけじゃないけどさ、やっぱ楽しいことはあった方がいいぜ」
 マルクの反応を見ずに霊夢が続ける。
「それで、やれって言われたらいつから出来る?」
「別に今からでも出来るよ」
 マルクはにこにこと答えた。
「身軽ねえ。どうせだったら、少し人を集めましょうか」
「あ、いいなそれ!」
 魔理沙が目を輝かせる。マルクは小さく唸った後、
「んー、宣伝とか会場とか、面倒なことをそっちで負担してくれるんならいいよ」
「解ったわ。じゃあ、とりあえず今晩ということで話通しておくわね。魔理沙も暇だったら里の中を触れ回っといて」
「了解! ちょっとしたお祭にしてやるぜ!」
 魔理沙は胸を叩いた。
「え? そういう規模なの?」
「楽しいことはさ、人が多い方がいいだろ?」
「あー、やれやれ。仕方ないなあ」
 満面の笑みを浮かべて駆け出す魔理沙の背中で、マルクと霊夢は顔を合わせて微笑んでいた。

  ◇

「ということになったんだけれど、あんた見に来ない?」
 夕日が紅い屋敷を更に朱く染めている。紅魔館が一日で最も美しく映える時刻に、霊夢がふらりと館を訪ねてきた。
 まるで自分の家に帰って来たかのように門を開け、咲夜の警告も完璧に無視し、さも当然のようにレミリアの部屋へ上り込んで勝手に彼女の隣に座り、何を話すかと思えば大道芸のお誘いである。その話ならば既にマルクの口から聞いている。レミリアはうんざりしたような口調で答えた。
「行かないわ。マルクの芸なんていつでも見られるし、私が人里に入るわけにもいかないでしょう」
「ていうか、それを言うためだけにわざわざ紅魔館まで来たんですか?」
 紅茶を差し出しながら咲夜が言う。霊夢は角砂糖を三つ、スプーンでくるくると溶かしながら、
「だって、あんた近頃めっきり神社に来ないじゃない。死んだのかと思ったわ。実際、死んでるみたいな顔してるし」
 そう言われたレミリアはカップに口を付けながら儚げに笑った。
「色々あったのよ」
「らしいわね」
 何の感動も無しに霊夢が答える。こうして訪ねて来ているのだから、多少はレミリアを心配する気持ちもあるのだろうが、その態度がさっぱり見えない。マルクとは別方向で掴み所の無い人だよなと咲夜は思う。
「……紅魔館の内情は広まっているんですか?」
 霊夢は首を振った。
「いいえ。里は里で色々あってね。みんなそれどころじゃ無いわ」
「ワーハクタクも結局帰っていないんですよね……。そういえば香霖堂さんが犯人として捕まっているって聞いたんですけれど?」
「捕まっているっていっても大したこと無いわよ。形式だけって感じ。見張りも無いしね。昨日見に行ったときは何か針仕事してたわ。きっと暇なのね」
 咲夜は牢獄でちくちく内職に励む彼の姿を想像して、素直に不憫だと思った。誰か助けてやればいいのに。
「いいんですか、それで?」
「いいのよ」
 少なくとも霊夢にその気は無さそうだ。
「……とにかく、大道芸見物はお断りするわ」
 レミリアがカップを置いて言った。
「お誘いはありがたいけれど、ちょっと羽を伸ばす気分にはなれないの」
「ああ、羽といえば……」
 霊夢もカップを置いて、意味深に言葉を切った。レミリアと咲夜の顔がこちらに注目するのをたっぷりと確認して、霊夢は言葉を継いだ。
「あの道化に一つ面白い噂があるんだけれど、聴きたい?」

  ◇

 日は落ちたが、まだ空は明るい。魔理沙は一人で里の入り口に立って、渡り鳥を追うような目でじっと空を見ていた。
 結構長いことそうしていた。だんだん立っているのも疲れてくる。何気なく屈伸運動を始めた時、ふと視界に小さな点が見えた。もしやと思い目を凝らす。遠い点が近づくにつれ、輪郭が鮮明になり、それが目当ての人物であることが解ると、魔理沙は両手をいっぱいに振って彼女らを出迎えた。
「ただいま魔理沙」
 レミリアと咲夜を連れた霊夢が、ひらりと眼前に着地した。
「おかえり! おー、凄いな、本当に連れてきた」
 魔理沙がひたすら感心していると、
「おかえり霊夢」
 何処からともなく藍が現れた。まるで霊夢の帰りを計算していたかのようなタイミングだった。魔理沙は一瞬あっけにとられ霊夢を振り返ると、霊夢は彼女の登場を了解していたらしく、特別驚いた様子も無い。
「ただいま藍。どこまで終わった?」
「七割ってところかな。西からぐるっと時計回りに繕っていってくれ」
「了解」
「あ、霊夢仕事なのか?」
 きょとんとする魔理沙に、霊夢は頷いて答える。
「ええ。そういうわけだから魔理沙、バトンタッチ。二人の案内よろしく」
「よし、任せとけ!」
 胸を張って二人を送り出し、残されたレミリアと咲夜に向き直る。両者とも先程から一言も発していない。表情も、これから娯楽に行くような明るい顔とは程遠い。恐らく霊夢はかなり強引な手段で彼女らを連れ出したのだろう。魔理沙は相手の心を解すように、柔らかい笑顔を見せながら、
「しかし、お前らよく来たな。絶対に来ないと思ってたのに。……いや、まあ、ほら。色々あったからさ」
 無意識に言葉を選びながら言う。それがかえって相手に気を遣わせているようで、魔理沙は一人で気まずくなった。普段の調子を思い出そうとして、ますます解らなくなった。言葉が途切れ、目を泳がせているところへ、咲夜が探るような目を差し向けて言った。
「……あなたは何も聞いていないの?」
「ん? ああ。いきなり『ここで待ってろ』って言われてさ。何かと思ったよ。忙しいんだな、霊夢も」
 あまり忙しそうには見えないけれどなと、付け加えて笑う。魔理沙の笑顔につられたのか、咲夜の顔も少しだけ綻んだ。それを見て魔理沙もようやく安心する。たとえ作り笑いだったとしても、彼女はちゃんと笑えるのだ。感情をあらわにしてくれることがこれほど嬉しいとは。
「さあ、会場までエスコートするぜ。ていうかもう始まってるから急ごう! 私も見たいし! 行くぞ! 駆け足っ!」
「そうね。行きましょうか」
 魔理沙は咲夜の手を取って走り出した。その後ろをレミリアが、依然冷たい目のまま付いてくる。魔理沙は時折後ろを確認しながら速度を調節して走った。
 大丈夫だろうかと、魔理沙は思う。レミリアは笑わなくなった。喋らなくもなった。本当は誰よりもこの結末に納得していない筈で、だから彼女はあのような眼をしているのだ。少しずつ会場広場の喧騒が近づくにつれ、魔理沙の心には子供らしいわくわくした気持ちが起こると同時に、今日のこのイベントが、どうにかレミリアの心に良い変化を促してくれることを祈った。

  ◇

 星の明るい空を見上げて、大きく背伸びしながら霖之助が言った。
「いやあ、久し振りに外に出た感じだな」
 新鮮な夜の空気を余すことなく味わうように、深い深い呼吸をする。肺を通して全身に月光を染み渡らせ、振り返ると今まで自分を捕縛していた蔵が、懐かしそうに彼を見下ろしている。ここで過ごした時間は短かったし、これといって得るものも無かったが、少しは楽しかったかもしれない。次があるとは思えないが、もしあるとすれば今度は本を山程用意しておこうと霖之助は思った。
「獄中生活はいかがでした?」
 紫が訊ねる。
「正直、普段とあまり変わらなかったね」
「あらあら」
 小さく笑いあうと、紫の隣で俯いていた慧音が、すっと彼の前に立った。
「……霖之助……」
「ん?」
「ごめん……」
「いいよ別に」
「でもごめん……」
「だからいいって」
 慧音は俯いたまま顔を上げない。自分が霖之助を巻き込んでしまったことに強い自責の念があるのだろう。それが成り行き上どうしようもないことだったとしても、それを黙って良しとは出来ない。彼女のような真面目な人は、気にしなくてもいいと言われるほどに、かえって気にしてしまうものなのだ。
 しばらく沈黙が流れた。霖之助は困ったように、横目で紫を見やると、紫はにこにこして二人を眺めている。奇妙なことに、その自然な笑顔を見るうち、霖之助は慰めの言葉をあれこれ考えるのが馬鹿らしくなった。
「ああ、そうだ、帽子返すよ。暇だったから直しといた」
 手提げの中から慧音の四角い帽子を取り、ぶっきらぼうに彼女の頭に乗せる。彼が引捕らえられた後、里人に保管されていたのを、霊夢に頼んで取り寄せてもらったものだ。
 慧音はいきなり頭に何かを乗せられたものだから、驚いて顔を上げたら、その勢いで帽子がずり落ちそうになって、慌てて掴まえて、そして完全に補修された自分の帽子に目を奪われた。穴だらけでずたずたに裂けていたかつての面影はどこにもない。直したというよりか、新調したといった方が通るレベルだ。
 慧音はたまらず顔を持ち上げ、優しい目をした霖之助とばっちり視線がぶつかった。
「あ……ありがと」
 リスのように両手で帽子を抱え、慧音は頬を朱く染めながら再度俯く。霖之助は満足気な顔で返した。
 彼女の帽子を抱く指にも、袖から覗く腕にも、髪の隙から見える白いうなじにも、少しも傷の痕が無い。霖之助は最後に見た慧音の朱く染まった体を思い出して、あれほどの凄惨な怪我をたった二週間で完治させるとは、やはり八雲一家の技術は計り知れないと確認し、そして紫を頼って正解だったなと改めて確信した。これを機に頼り癖がついてしまっては生活に支障をきたしそうだ。それほどに万能だった。やはり八雲紫は計り知れない。
 気を引き締めるつもりで霖之助は紫に向かい、丁寧に頭を下げた。次に慧音に向き直って、
「衣服の修繕も請け負います。古道具屋『香霖堂』を、今後ともよろしくお願いします」
「はいはい。口説いてないで行きましょう」
 紫が楽しそうに近づいて唐突に二人の頭を撫でた。慧音はぽかんと目を丸くして、霖之助はひどく子供扱いされた気がして顔が赤くなった。

  ◇

 会場は、昼間魔理沙の言ったような、ちょっとしたお祭規模の人集りが出来ていた。菓子や飲み物を売る声があちこちから聞こえ、大人も子供も皆、晴れたような顔をしていた。
 マルクの芸は見事だった。ジャグリング、手品、アクロバット、パントマイムなど、彼の持ちうる様々な芸が矢継ぎ早に繰り出され、一時として観客の目を逃がすことが無かった。ボールが舞うたび、彼が宙を舞うたび、集まった里人から破裂するような歓声が上がる。それはまるで全身を使って、観客という楽団を指揮しているかのようだった。突貫工事の小さな仮設ステージと、ありあわせの安っぽい照明に照らされた舞台上のマルクは、しかし誰よりも生き生きとして見えた。きっとマルクはこうしているのが一番好きなのだ。
 魔理沙も彼の魔法にかかって、この時ばかりはレミリアらの存在を忘れ、純粋に舞台を楽しんだ。手を叩き、声を上げて心の底から笑った。笑い声を共有するのは、なんて気持ちのいいことだろう。
 集まった観客の多くも、初めはただの憂さ晴らしだったかもしれない。しかし最後には、夜の人里は二週間ぶりに真実の明るさを取り戻した。その瞬間会場の誰もが、いなくなった人のことを忘れ享楽した。長く暗くタールのように張り付いていた影も、笑い声に掻き消されるようにして霞んだ。それが一時の安らぎであると解っていても、間違いなく楽しい時間は過ぎていった。

 深々とお辞儀をして、マルクが舞台から降りた。大きな拍手が彼を迎える。おひねりが飛魚のように舞うが、マルクはにこにこしたまま拾わない。そうしているうちに早速数人の子供たちに囲まれて、何か楽しそうに話をしている。どうやらジャグリングのコツを教えているらしい。
 一段落したらしい所を見計らって、魔理沙が大きな声で手を振ってマルクを呼んだ。
「お疲れーっ! 楽しかったぜ! 改めて見るとやっぱすごいな! いいなあ。私もジャグリングやってみようかな?」
「おー、やってごらん。簡単だから」
 未だ興奮冷めやらぬ魔理沙に、マルクはにこにこと答える。
「しかし、この人出はちょっと驚きサ。みんな暇なのかね?」
「なわけ無いだろ。でも、何だかんだで声をかけた人はみんな来てくれてるな。やっぱりさ、みんな明るい出来事を求めてたんだよ」
 マルクはちょっと辺りを見回した後、
「キミ、実は里で物凄い人気者だったりしない?」
「いや?」
「マルク」
 突然、首を傾げる魔理沙の後ろから、咲夜を伴ったレミリアが姿を現せた。あまりにも幽冥とした気配に、魔理沙は思わず飛びのいてしまう。
「あれ? おお、レミィ! 来ないって言ってたのに、どうしたのサ? ていうか、いいのかい? 里に出現して?」
 マルクは心底驚いたようで、丸い目を更に丸くして、満面の笑みで彼女に駆け寄った。魔理沙も彼を追って咲夜の隣に立った。今日初めて聞いたレミリアの声に、大きな安心を覚えた。マルクの芸が彼女の心を少しだけ溶かしてくれたのだろうか。きっとそうなのだろう。と、同意を求める様に咲夜を見上げて、彼女の眼が、水に濡れた刃のように冷たく研ぎ澄まされているのに気が付いた。
 一秒前の浮かれた気持ちがあっという間もなく消えた。
 まるで視界を横切っただけで首を落とされそうな殺気に、顔がこわばり、気圧されて唾を飲み込む。どうしたんだと訊くことも出来ない。ぎこちない動作で咲夜の視線を追う。眼の先にはマルクがいる。マルクの視線の先には……。
 と、改めてレミリアの目を覗き込んだ刹那、魔理沙の体は骨の髄から戦慄に貫かれた。体内の血が一気に収縮したかのような感覚をおぼえ、意識せず指先が震えた。
 魔理沙はここにきて初めて、自分の解釈が違っていたことに気付いた。レミリアが無言だったのは、あれは悲しみに沈んでいた訳ではなかったのだ。マルクを見つめる彼女の眼は、例えようも無い紅蓮の激情が渦巻いて、眸の奥で凍っていた。
「ねえ、マルク」
「ん?」
「あなた、普段は隠しているけど羽があるんですって? 見せてくれない?」
 まともに聴いたレミリアの声は、ぞっとするほど甘い声だった。



第十一章へ続く

吸血鬼と大彗星の魔法使い | 【2011-08-14(Sun) 00:00:00】 | Trackback:(0) | Comments:(0)
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